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ジェインのもうふ|くぼしまこどもクリニック|国分寺市西国分寺駅の小児科・アレルギー科

ジェインのもうふ

『ジェインのもうふ』という有名な児童書をご存じでしょうか?

赤ちゃんの時からのお気に入りの毛布が成長とともにボロボロになり、何度かお母さんに片付けられてしまうのですが、どんなに大きくなっても毛布がほしいジェイン。何故だかそれがあると安心できる。でもとうとう最後には毛布を鳥の赤ちゃんのために譲って、毛布から卒業する、というお話です。

 

わが娘にも大事な『白いタオル』(バスタオル)があります。その『白いタオル』があれば勝手に寝てくれるし、端を指で手繰り寄せて静かに遊んでくれるし、『白いタオル』様様な乳幼児期でした。

小学校に入学した時、さすがにバスタオル持参で学校には行けないと伝えると、彼女はポッケにガーゼの白いハンカチを入れていきました。担任の先生から「〇〇ちゃんは授業中いつもハンカチをにぎにぎ、時々ポーンと放るのですが…。」と指摘されて、『白いタオル』の存在をお話しました。入学して間もない不安定な頃だったので、先生のご理解もあり、ポーンはやめさせましたがにぎにぎは継続。1か月くらい続いて、その後は自然にハンカチを出さなくなったそうです。

家庭内ではその後も『白いタオル』は娘に愛され続け、今ではなんだか結び目ができちゃったりしてバスタオルの原型をとどめていません。現在、中3。何度も隠しましたが何度も見つけられ、諦めと同時にやっと気づきました。私にとってはボロ雑巾ですが彼女にとっては宝物なわけで、勝手に奪うわけにはいかないと…。

もうこうなったらずっとずっと大事にしてほしいものです。

 

事務スタッフより♪